ヴェネチア→ローマ フレッチャロッサ エグゼクティブクラスの旅

2026年8月のイタリア旅行で、ヴェネチアからローマまでTrenitalia(トレニタリア)の高速鉄道フレッチャロッサを利用した。今回は最上位クラスにあたる「Executive(エグゼクティブ)」に乗ってみたので感想を書いておく。

なんでもこのエグゼクティブ、最上位クラスだけあって通常の車両よりかなり広い座席が用意されているほか、食事やドリンクのサービス、主要駅にある専用ラウンジの利用などが付いてくるという至れり尽くせりのクラス・・・らしい!


予約と料金

予約はTrenitaliaの公式サイトから行った。予約完了後にメールでチケットが届く。
今回予約したチケットはヴェネチアのサンタ・ルチーア駅からローマ・テルミニ駅までの片道で196ユーロ。
購入時のレートが1ユーロ=185円ほどだったので、日本円にすると約36,260円ほど。

ちなみに同じ列車でも一番安いクラスだと50ユーロくらいで乗れるので、単純な移動費用としては普通に高い。しかし乗車時間がそこそこ長いこと(4時間)、前述した通り食べ放題・飲み放題メニューがついていること、駅のラウンジが利用できることを思えば、日本の新幹線と比べるとお得感がある。


乗車

ここからは実際の乗車について。
出発2時間ほど前に、出発駅となるヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅に到着した。

サンタルチア駅

ヴェネチア本島にある鉄道駅なのでアクセスは非常にわかりやすい。駅を出るとすぐ目の前が大運河という、いかにもヴェネチアらしい立地である。

今回はラウンジを利用するので、かなり余裕を持ったスケジュールで駅に来た。8月のイタリアはとにかく暑い。しかも駅は観光客でかなり混雑しているので、冷房の効いた場所で出発までのんびり待てるだけでもエグゼクティブを選んだ甲斐がある。

さっそくラウンジに行ってみることにする。

入口でチケットに記載されているQRコードを読み取るとドアが開く仕組みらしいが、これが何度やっても開か・・・ない。

仕方ないので呼び出しボタンらしきものを押し、事情を説明して中から開けてもらった。他の乗客は普通に入場できていたので、あとで係員さんと一緒にもう一度スキャンしてみたもののやはりダメ。結局原因はわからなかった。

後述するが、車両設備も壊れたら壊れっぱなしで放置されているような感じだったので、こういう不測のトラブルは多いかもしれない。

ラウンジ

ラウンジ内部はこんな感じ。冷房がマジでありがてえ

ラウンジその2

ジュースなどのドリンクは自由に飲むことができ、スナック系の軽食も置いてあったような記憶。ラウンジ内のモニターには列車の発車時刻やホームが表示されているので、いちいち混雑した駅構内に出て電光掲示板を確認する必要もない。


時間になったので乗車。今回の車両は一号車だったのですぐに乗車することができた。赤いボディがかっこいい。

列車

座席の間隔がものすごく広く、前の席との距離にもかなり余裕がある。足を伸ばして座れるので、4時間乗りっぱなしでも窮屈さはほとんど感じない。

いかにもファーストクラスっぽい雰囲気でテンションが上がる。

列車内部

自分の他に載っている乗客はなんかインド人の金持ちそうな家族のみ。
着席すると係員さんがウエルカムドリンクを持ってきてくれた。街で買うと平気で2ユーロ取られるのでタダでもらえるのありがたい。

列車内部2

食べ物・飲み物はなんと注文し放題(多分)
せっかくなのでカフェラテも注文。少しでも乗車賃の元を取らねば・・・

乗車時期のメニューはこちら。
https://www.trenitalia.com/content/dam/trenitalia/allegati/in-viaggio-con-te/Menu_Executive_IT_Agosto_2026.pdf

さてさてお楽しみのお食事の時間。乗車後すぐに係員さんがメニュー表を渡してくれたので、勝手に時間になったら注文を取りに来てくれるのか?と思ってしばらくじっと待っていたが、どうも自分で言わなきゃ来てくれないっぽいです。(日本人の悪い癖)

昼食

せっかくなのでガッツリ系でいきたいね、ということで豚ひれのソテーを注文した。(有名シェフとのコラボメニューらしい) 車両に調理用設備は無いみたいなので、多分レンチンだと思うが、ナイフとフォークで頂くこともあり雰囲気十分。

おいしかったです。


さて、食事も終わりゆったりくつろいでいたところで問題発生。

ヴェネチアを出発して約2時間。フィレンツェに停車したあと、列車がそれまでとは逆向きに走り始めた。それまでは進行方向と同じ向きで座っていたのだが、ここからは逆向きに進むことになる。き、気持ち悪い!

ネットで検索したところ、エグゼクティブの座席は回転できるとのことだったので、係員さんに頼んで逆向きにしてもらうはずが・・・席が壊れていて動かないとのこと。

仕方ないので、進行方向を向いている別の空席に移動させてもらった。座席が壊れていて移動できる空席が無かった場合、ローマまでひたすら耐えるしかない。

移動後の座席だが、今度は肘掛けのリクライニングボタンが壊れていて、足元を伸ばす機能が使えなかった。まあそんなに困らないのだが・・・これがイタリアだ!

座席


そんなわけで100点満点の乗車体験とはいかなかったが、時間どおりに運行し、ヴェネチアからローマまでかなり快適に過ごすことができた。とにかく安く移動したいという人には当然おすすめしないが、長距離移動も旅行の一部として楽しみたい人なら選択肢に入れてもいいと思う。個人的にはかなり満足。

追記
ローマ・テルミニ駅で下車後、地下鉄に乗り換えてホテルに向かう途中駅構内でスリに遭いかけた。スーツケースを持ちながらの地下鉄は危険なのでタクシーがおすすめ。

日本にいるうちにFreenowなど現地で使える配車アプリをインストールし、アカウント登録や決済方法の設定まで済ませておきたい。

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